日本のサッカーの歴史は浅い。日本がワールドカップに出場するのがあたり前となったのは最近のこと・・・

サッカー.com

日本の歴史


 日本にサッカーを初めて伝えたのは1873年(明治6年)、イギリスのアーチフィールド・ルアシス・ダグラス海軍少佐と言われています。ダグラス少佐は東京の築地の海軍兵学校といわれるところに教師として来日していました。そこで生徒にサッカーを教え、それから20年以上経った1899年に神戸の御影師範にようやく日本人だけのサッカーチームが初めて出来ました。師範学校でサッカーが取り入れられたことで、その後、教師となり全国に散った卒業生がサッカーの普及と指導に当たるようになって、サッカーは徐々に広まっていきました。
1921年に、全国組織である大日本蹴球協会が設立され、同年から全日本選手権(天皇杯)が始まりました。
1927年に第8回極東大会フィリピン戦で、日本は国際大会初勝利し、1930年の第9回の極東大会では中華民国と同率ながら優勝する。
1929年に日本は国際サッカー連盟(FIFA)に加盟した。世界の桧舞台に出たのは、1936年のベルリンオリンピックでした。スウェーデンと対戦し3−2で勝利しました。
1954年初めてW杯スイス大会の予選に出場しましたが、予選敗退に終わり夢と消えました。それから10年後の1964年の東京オリンピックでは、アルゼンチンに逆転勝ちしベスト8に進出。日本のサッカーがようやく表舞台に上がってきた。
1965年日本サッカーリーグ(JSL)が設立され、これによって日本のサッカーのレベルは大幅に上がり、1968年のメキシコオリンピックで銅メダルを獲得するという快挙を成し遂げたのです。ところが、この快挙から長い低迷期を迎えることになるのです。
1986年、日本サッカー協会は、ドイツでプロとして活躍していた奥寺康彦選手の帰国と同時に、プロ選手の登録を正式に認めることにし、その第1号として奥寺選手が登録されました。また、国内で活躍していた選手では、当時の日産自動車サッカー部の木村和司選手が登録しました。この2選手のプロ登録を機に、数年のうちに多くの選手がプロとして登録し、次第にクラブのプロ化が意識されていったのです。
1988年、日本サッカーリーグはリーグを盛り上げ、日本サッカーのレベルアップを図ろうと、「活性化委員会」を設置し検討を開始。そしてその議論から、プロリーグの設立という結論がもたらされました。
1990年、「参加団体の法人化」「ホームタウン制の確立」「スタジアムの確保」「チーム組織の確立」「選手・指導者のライセンス」「分担金の拠出」などの正式なプロリーグ参加条件が提示され、再び日本リーグの全クラブなどに対する参加可否の確認が行われました。
1991年2月にプロサッカーリーグへの参加10団体発表。7月には、日本発のプロサッカーリーグの正式名称が「Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)」に決定しました。1993年5月15日ついにJリーグが開幕し日本全土に旋風を巻き起こした。しかし、徐々に人気は衰え、低迷期を迎えます。しかし2002年のW杯で一気に盛り返しをはかりました。
現在も人気は野球と二分していますが、日本で行われたW杯によって、子供への影響は大きかったと確信しております。これからの日本のサッカーに期待しましょう! inserted by FC2 system